周南市徳山動物園にてゾウ2頭の輸送を行いました。
周南市徳山動物園新ゾウ舎リニューアルオープンに向けて2頭のスリランカゾウを 新ゾウ舎へ輸送致しました。
高さ4mの専用檻に入れクレーンで吊り上げた後、トラックで離れたゾウ舎への輸送致しました。ゾウはこの日に向けて何度も訓練を行ってきた為2頭ともおちついており安全に輸送を終えました。
各WEB新聞抜粋
[周南経済新聞]2019.04.16
徳山動物園・ゾウ2頭が引っ越し 宙づりも落ち着いた様子 周南市 徳山動物園
周南市徳山動物園で4月16日、新ゾウ舎オープンに伴いスリランカゾウ2頭の引っ越しが行われた。
2頭はスリランカゾウの「ミリンダ」(雄・11歳)と「ナマリー」(雌・12歳)。現在の体重はミリンダが約3.5トン、ナマリーが2.8トン。2013年9月にスリランカから来園した。
2月26日にゾウの輸送箱を旧ゾウ舎に設置し、約2カ月をかけ、中に入る訓練などを行っていた。昨日、ゾウが箱の中に入っても落ち着いた様子で慣れていると確認、休園日の16日に輸送が決定した。
この日の作業は13時からそれぞれの輸送箱に入り、ナマリーから輸送。クレーン車でつり上げ、トラック荷台に設置。約500メートル離れた新ゾウ舎へ運ばれた。
到着後、トラック荷台から輸送箱を再度クレーン車でつり上げる。コンクリート製の壁を超える時には「ゾウの鼻に注意して」と声を掛けながら慎重に敷地内に降ろされた。輸送箱と扉が開かれ、ナマリーは落ち着いた様子で新ゾウ舎へ入っていった。
磯部良治園長は「宙つりにされることは、人間でもなかなかないこと。どうなるかと心配していたが、無事引っ越しを終え、ナマリーもミリンダも落ち着いた様子でホッとしている」と話した。
新ゾウ舎は4月26日に一部オープンする。
[周南経済新聞]2019.02.26
徳山動物園でゾウが引っ越し準備 新舎完成に向け鉄製輸送箱設置 周南市
徳山動物園(周南市徳山)で2月26日、新ゾウ舎完成を前にゾウ2頭の引っ越し準備が始まった。
この日は、25トンつりクレーン車を使って鉄製の輸送箱2台をゾウ舎内に設置。今後はゾウ2頭をバックヤードから戻し、輸送箱の存在を確認させ、様子を見ながら出入り訓練を行うという。
輸送箱の大きさは幅約2メートル、高さ約3メートル、奥行き約4メートルで、重さは約3トン。1台は大分の九州自然動物公園「アフリカンサファリ」から借用し、もう1台は今回新たに 製造した。
2頭はスリランカゾウの「ミリンダ」(オス・11歳)と「ナマリー」(メス・12歳)。現在の体重はミリンダが3497キロ、ナマリー=2897キロ。2013年9月にスリランカから来園した。
同園職員の重永和美さんは「ゾウ舎の隣にスリランカから来た当時の箱が置いてあるが、比べると今回用意した輸送箱は大きく、2頭の成長をうれしく思う。ミリンダもナマリーも国内最大規模となる新ゾウ舎を喜んでくれると思う。ゆくゆくは赤ちゃんが生まれて家族仲むつまじく暮らす生活を皆さんに見ていただけたら」と話す。
新ゾウ舎の完成はゴールデンウィーク前を予定している。
[山口新聞]新ゾウ舎に引っ越し 徳山動物園、2階建て国内最大 級
2019年4月17日(水)掲載
周南市の徳山動物園で16日、スリランカゾウ2頭が完成した新しいゾウ舎に引っ越した。26日に一般公開を始める。
引っ越したのは雄の「ミリンダ」と雌の「ナマリー」。それぞれが入った高さ4メートル、縦2メートル、横3メートルの鉄製の輸送箱を旧ゾウ舎からクレーンでつり上げた後、トラックで約50メートル離れた”新居“へ運んだ。
新しいゾウ舎は鉄筋コンクリート造り2階建てで延べ床面積約1168平方メートル。屋内飼育場や洗い場、産室などのほか、見学者用の11人乗りエレベーターがある。国内最大級の大きさを誇り、天候を問わずに見学できる。整備費は約5億3千万円。2頭は新居へ到着すると、落ち着いた様子で居心地を確かめていた。
引っ越し作業は2月末から準備を進めた。旧ゾウ舎に輸送箱2個を設置し、2頭に箱の匂いや形などに慣れさせた。箱に慣れ、気分や体調の良い日を選んで引っ越した。
磯部良治園長は「無事に引っ越し作業を終えてほっとした。ゾウにとって宙づりにされることはなかなかない経験で心配したが、落ち着いていてよかった。新しいゾウ舎で2頭をたくさんの人に見てほしい」と話した。
同市は動物園施設の老朽化などに伴い、総事業費約50億円をかけ2026年度の完成を目指し全面リニューアルを進めている。