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念願 阿賀マリノポリス進出
重量物輸送、広さと地盤 魅力

日刊工業新聞

 高速道路の橋や鋼材などの重量物輸送をメーンに、15-25トンの重量物を運ぶトラックを多数保有している。運送業にとってトラックや駐車場は不可欠。本社のある呉市、三方を山に囲まれた港町で平地が少ないため、創業時から常に広いスペースを探してきた。過去、幾度か機会はあったが、資金不足だっり、条件が合わなかったりして断念してきた。

 今回進出した阿賀マリノポリス(広島県呉市)は先代の社長時から追っていた案件。分譲開始当初、補助金制度といったものがなく、手が届かなかったり補助金が使えると分かった時は、すでに分譲後だったりしたこともあった。そこで残りの分譲区画の行方を、市のホームページを低的にウォッチしながら、約2年間辛抱強く待ち、ようやく2020年4月、手に入れた。

 購入の最大理由は、創業時からの懸案事項であり、本社近くにこの規模の土地は、以降出てこないだろうと考えたこと。さらに埋め立て地だが、地盤の固い点も魅力だった。

 ただ、購入を決めた4月は、コロナ過の真っ最中。将来を考えると悩んだが、同時期に購入を検討していた千葉市緑区の分譲地が借地契約(22年2月完成予定)にできたため負担が楽になり、思い切って決断できた。

 資金は自己資金と銀行からの借り入れだが、多くの銀行からの提案を検討し、最も低い金利で返済期間の長い銀行にお願いした。

 竣工式は、21年の一番の大安日(11月12日)、晴天の下で開いた。

■投資概要■

 総資産額7億3000万円。敷地面積9254平方メートル、延べ床面積1392平方メートル。大型トレーラーと30トンクレーンの倉庫を擁し、工作機械、鋼材、プラント構造物など30㌧までの重量物の保管や輸送業務に力を入れる。

2021年11月26日