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大森運送
関東営業所を新築移転 新機構客開拓目指す

 大森運送(大森栄作社長、広島県呉市)は関東営業所を新築移転し、物流サービスの機能を増強させた。新拠点には倉庫を建設し、超重量物に対応できる天井クレーンも設置。3月22日から稼働させ、強みの重量物輸送で付加価値を高めて業務拡大を狙う。

 千葉外房有料道路の大木戸インターチェンジから数百メートルの距離にあり、工業系メーカーなどが多数進出する千葉市緑区に立地。約8400平方メートルの敷地に、延床面崎960平方メートルの平屋建て倉庫を建てた。

 天井高は14メートルあり、30トンの重量物に対応できる天井クレーンを備えるとともに、多様な荷物を想定して耐荷重2.8トンの天井クレーンも用意。雨天での荷役効率を高めるため、出入り口がある面の外部には奥行き10メートルの広大なひさしを配した。

 また、作業環境の改善を念頭に倉庫の壁面には採光用のスリットを設けて明るさを確保。敷地内にはこのほか、事務所棟と時価給油施設、整備棟を置き、それぞれの機能を以前の営業所より向上させた。2021年11月に開設した阿賀マリノポリス倉庫(広島県呉市)とほぼ同じ仕様で、工作機械やプラント構造物、鋼材など、重量物の輸送に加え、保管、入出庫といった付帯業務の受注を増やしたい考え。

 関東営業所は全体の事業比率の3割以上を占める重要な営業拠点で、手狭になっていたことから移転を決定した。3PL(サーとパーティー・ロジスティクス)サービスの提供により、新規顧客の開拓を含め更なる業績向上を目指していく。(矢野孝明)

 

 

物流ニッポン

 

2022年04月22日