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関東で鋼材業務拡大
大森運送、営業所移転

日刊工業新聞

 【広島】大森運送(広島県呉市、大森栄作社長)は、関東営業所(千葉市中央区)を同市緑区の産業団地「千葉土気緑の森工業団地」に移転、重量物向けのクレーンを備えた倉庫を新設し、22日に稼働する。関東エリアでの鋼材などの保管・輸送業務を強化する。移転を含む総資産額は、約4憶5000万円。これにより同営業所の売上高約17億円(2022年5月期見込み)を3-5年後に20億円を目指す。

 営業所の敷地面積は8354平方メートル。倉庫の延べ床面積は960平方メートルで鋼材などの重量物の保管・輸送用に30トン用天井クレーンを備えた。移転に合わせ車両は12台から17台に、人員も22年内に20人から25人へ増やす。

 同社の重量物向け倉庫は21年11月稼働の阿賀マリノ第一倉庫(呉市)に次ぐ2棟目。関東営業所は、鋼材などの重量物の保管・輸送を主力とする。

従来の営業所は事務所と駐車場が約2キロメートル離れて不便なうえ、年々増加傾向の顧客ニーズに手挟みになり、代替地を探していた。大森社長は「30トンクレーンを備える倉庫は珍しく価格競争に巻き込まれにくい」とし、今後は屋内保管が求められる大型の精密機器や工作機器などの保管・輸送にも力を入れていく。

 

2022年03月31日